2話 2015年 その1
はじめてパタヤに行ったのは2015年の8月で、それまでは年に1・2回のセブ島旅行が楽しみだった。いきなり「盆休みは4日間休め!」と社長から言われ全く休むつもりなどなく、それどころか溜まった仕事にようやく着手できると思うくらいの社畜魂。
急いで飛行機のチケットを探したが、来週でしかも盆休みでは手が出なかった。セブ行きは諦めて他を物色していると成田~バンコクが往復で30000円!奇跡のエアアジアである。
きっちり働いた後に深夜までタイの情報をしっかり勉強すると、どうやらバンコクとパタヤに行けば楽しめそうな気がした。いろいろプランを練った結果、着いたその日はバンコクで2泊目にパタヤ(え?)3泊目はバンコクで連日移動の旅程を立てた。
今なら1泊だけのためにパタヤには行かないが、当時は鼻息が荒く「フンガー!」となっていたので仕方ない。
夕方の便でドンムアン空港に到着し、予約したナナ(ソイ4)のダーウィンホテル(1泊5000円)に向かった。タクシーで渋滞に巻き込まれながらナナプラザ付近の屋台やナナホテル前の異様な光景を目の当たりにして通り過ぎてから「なんか凄いところだな!」と思いながらホテルにチェックイン!シャワーを浴びて持参したドライヤーをオン!した途端にボン!の音とともに部屋が真っ暗になった。
へ?このためにドンキで買ったドライヤーが海外に対応していなかったとは・・・
ニコニコ直してくれたホテルの人に500バーツほど渡した(ほぼ工事レベル)がそれどころではない。外が気になってテーブルにドン!でスマホがパリン!お気に入りのエクスペリアの画面が二分割になったがそれどころではない。
窓から半裸で外を眺めつつ、なかなか履けないジーンズに手こずりながら転がるように部屋を飛び出した!とたんにさっきのホテルマンとバッタリ。冷静に覚えたてのコップンカップを使ってみる。通じたようでワイ(例の挨拶)が返ってきた。
ナナプラザでは圧倒されていたらしく、散々遊んだつもりで「このくらいにしておくか!」と向かったソイ8のVIVAで食事しながら金を数えたら500バーツしか減っていなかった。レインボー2では入り口の近くに着席する根性なしのお地蔵さん(奥は怖くて行けなかった)だったから。
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