21話 ソイ7のバービア
WSやLKで収穫がない日は、ソイ7に戻って反省会をしていた。
ほぼ毎日ソイ7で反省会だ。
2人目の担当は、だいぶぽっちゃりしていた。
触れといわれても、それは巨乳じゃありません。ぜい肉です。
WSが短時間で終わってしまう一番の原因は、人気店で席がないことだ。
「ココに座れ!」
といわれると、大抵太った中国人と小さなテーブルをシェアするようになる。
嬢を召喚しようにも、猫が座るすき間もニャい。
「座れないなら、ひざに乗せてしまえ!」みたいな陽キャに育てられてない。
いざ座っても、全体の13.87%(当社比)ほどしか見えない。20分ほどかけてステージが一周するのを見ても、3組いたら33.33%だけ。
SENSATIONSでアホみたいに観察した結果、雷に打たれたような電流が走り
「複数のステージを有する店では交代しても1つの決まったステージしか乗らないの法則」
を発見した。つまりは永遠に目の前には来ないということだ。損失感ハンパねえ。
そうして、失意のソンテウに揺られてソイ7にたどりつく。
WS近くのセカンドロードからソンテウに乗ると、おじいさんの白人がどこで見つけたのか、おばあさんのタイ人と乗ってくる。おばあさんのバーって見たことない・・・
おバーさん?私は雷に打たr・・・
ソイ7で反省しつつカウンターでパズドラを始めると、BBAが筋違いに怒る。
「オイ!お前の女が踊ってるじゃねえか!見てやれよ!」
へ?ステージを見ると、わんぱく相撲のようなダンスの真っ最中である。
コッチをチラチラ見てやがる。
祝儀のかわりにリンガベル。ごっつぁんです!ってホンモノかよ。
24時が近づくとお腹が空いたのか、ムーガタ(ちゃんこ?)のバーファインを要求。
「この担当と相撲をとることがあるのだろうか?」
いつも考えながらムーガタを食べ、レンタルバイクで家まで送る。
2人目の担当としても、1年経っても取り組みがないために自信を失ったらしい。
自分の派閥からスタイルだけはイイ3人目の担当を押し付けてきた。
すでにソイ7のバーで2年以上遊んでいたので、
「もうこのバーでは誰も持ち帰るのはやめよう。」
と決めていた。「お前の女」とか言われたくないからだ。
その頃バンコクのレインボー3でカワイイ子(バンコク支部長)を見つけて「パタヤに行ってみたい」と言われていたので、ソイ7に連れて行ってみた。
自称担当の2人はショックを受けたようだ。(コイツ相手が居たんか~い。)
BBAは鋭く、かつ冷静に言い放つ。
「バンコクだね。」当たりです。
3人目の担当も退店してしまった。短命だった。
バンコク支部長のおかげで深夜のムーガタは行かなくなった。
その原因が、連れて行ったらバイクから降りない。
「店が汚いからココで食べたくない」
レンタルバイクでUターンするしかなかった。見た目通りのキツい性格である。
バンコク支部長はエビしか食べなかった。(盛り過ぎました)
蛇足だが、マニラにも支部長はいた。
押し忘れにキーつけや。